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今回は台湾大学へ正規留学する際にかかる費用について紹介します。
台湾の大学への進学を考える際に、ネット上の留学エージェントなどのサイトではメリットのひとつに「学費が安い」と書かれているのを見かけたことがある方もいるかと思います。
実際に台湾大学の学費はいくらなのか?寮やアパートの家賃はどれくらいか?教科書などは高いのか…?など紹介していきます。
台北での語学留学に関しては、こちらのブログでとても詳しく解説されています。家賃、食費から航空券、通信費やビザ費用など、とても詳しく記載されています。
ナカジマチカさんのブログ:
台湾留学1年間で掛かった費用を出来る限り細かく公開する
<内容>
- 台湾大学の学費(外国人学生)
- 寮の家賃
- 保険料
- 外部の家賃(台北市内)
- 教科書代
- 食費
台湾大学の学費(外国人学生)
台湾大学の学費は、学部によって異なります。特に理工学部や医学部は高めになっています。学部 | 学費 | 日本円(参考) |
---|---|---|
文学院、社会科学院、法律学院 | TWD 50,460 | 183,917円 |
理学、生物、農学院 | TWD 58,520 | 213,294円 |
工学、電機、情報工学院 | TWD 58,940 | 214,824円 |
医学、公共衛生学院 | TWD 62,100 | 226,342円 |
医学院医学系 | TWD 79,120 | 288,377円 |
管理学院 | TWD51,220 | 186,687円 |
生命科学院 | TWD 60,520 | 220,583円 |
参照:105年度台灣大學就學費用
台湾大学は一年を前期と後期に分けているので、一年間の費用は上記の2倍になります。
例えば人類学系は文学院なので、一学期50460元×2で100,920元。
日本円にすると一年間の学費は367,802円(レート3.64で計算)、
四年間で1,471,208円、およそ150万円程度 かかります。
上のリンクには修士課程と博士課程の学費についても記載されています。
年度によって学費の変動がある可能性があります。必ず大学のサイトで最新の情報を確認してください。
寮の家賃
大学内にはいくつか寮があり、新しい建物から古い建物、個室から4人部屋までさまざまな種類があります。私はずっと外部でアパートを借りて住んでいるので、寮のことは詳しく知りません。水源という新しい建物はほぼ交換留学生用の寮となっており、外国人が毎週のようにパーティをするらしく問題になっているそうです(苦笑)。
部屋の種類 | 寮費( / 学期) | 日本円(参考) |
---|---|---|
校內雙人房(2人部屋)
|
TWD 24,500
|
89,290円
|
校內單人房(個室)
|
TWD 37,000
|
134,846円
|
(参考)台灣大學就學費用
なお、この金額は一学期(約5ヶ月)のものです。一年間の寮費は約18万〜27万円になります。
4人部屋の寮に住んでいた同級生もいました。費用は一学期で7900〜9700元(日本円3万円〜3.5万円ほど)と、費用を抑えることができます。學士班女生宿舍費用に説明が記載されています(中国語)
寮費が一学期あたりいくらなのか、月当たりいくらなのかを確認してください。
また、何人部屋か、建物が新しいか古いかなどで費用が大きく異なります。
国民健康保険
また、学生生活にはこのほか毎学期台湾の保険料を納める必要があります。 一学期NT4,494(16,378円)、年間3万円程度です。
保険証があると、各地にある病院や診察所、キャンパス内の保健中心で診察を受けることができます。風邪のときにここで薬を処方してもらったことがあるのですが、わずか50元でした。このページに診察や処方の費用が載っているのですが、だいたい高くないので気軽に利用できます。
外部の家賃(台北市)
私は大学近くのアパートに住んでいます。台湾のアパートには雅房(ルームシェア)と、套房(個室)があり、私は個室に住んでいます。
家賃は9500元/月 で、電気代が別途必要です。トイレ・シャワーはついていますが、キッチンはない部屋です。寮に比べると家賃は高くなります。
部屋探しの方法については、ほかの方のブログでもよく紹介されていますのでそちらを参考にしてください。
主に591という部屋探しサイト(アプリもあります)や、フェイスブックにルームシェアのシェアメイト探しのグループがあります。
部屋探しについて紹介しているブログ
- 台湾で一人暮らしするために賃貸を契約してきた。中国語を喋れない僕が行った台湾の部屋を借りる方法 ナカジマチカさんより
- 台北でアパートを借りる 雑記帳さんより
教科書代
教科書代は学科や履修しているクラスによって異なるので一概には言えません。教科書は必要なく、教授が作るスライドだけで足りる場合もありますし、指定文献がceibaというシステムにアップロードされる場合もあります。それらを印刷してもいいし、パソコンやタブレットで直接読んでもOKです。
台湾で出版されている書籍は一冊500元程度ですが、世界史や会計学や化学など教科書が洋書の場合は2000元近くなることもあります。
また、学科の必修科目の場合クラス全員で合訂書を作ることもあります。毎週のリーディングをあらかじめ印刷して一冊にまとめたものです。ページ数にもよりますが、一冊200〜500元くらいです。
食費
部屋にキッチンがないので、全て外食となる場合の参考費用です。
台北は台湾の中でも物価が高いうえに、毎年物価の上昇を感じます。台湾の料理は安く、日本食や洋食は高い傾向があります。
私の場合、一日の予算を三食250元を目標にしています…がよくオーバーします(笑)結局月に1万元くらいかかっていると思います。
さらによく作業をしにカフェへ行くので、そのへんも結構お金がかかっています。溫州街などのカフェでは飲み物一杯120元〜180元ほどです。
キャンパス内にある学食は麺が40元くらいから食べられます。
旅行で台北に来ていた頃は、夜市のものも安い安いと食べていましたが、今となると夜市でお腹いっぱい食べるのはコストパフォーマンスが悪いと感じます(苦笑)
終わりに
とりあえず、台湾大学の正規留学に関する費用を挙げてみましたが、寮や食べるもの、学科によって費用は大きく変動すると思うので、あくまでも一例として参考にしていただけると幸いです。
以前の記事でも紹介したように、奨学金を獲得できると学費や生活費の面でとても助かります。台湾の大学へ留学を考えている方は、忘れずに申請をしてください。
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