2015/03/09

授業開始の第一週で、どのクラスが重いかを見極めよう


無事に今学期の授業の最初の週を乗り越えました。

正確には第二週なのですが、新学期の第一週はだいたい説明だけで終わるので、実質的には今週が授業開始の一週目でした。

今学期に履修するクラスの時間割はこんな感じです。
オランダ語のクラスの時間が変わり、こうなりました。

台湾大学の課程網より




月曜:授業なし

火曜: 朝 フィットネス・ヨガ
         昼 オランダ語二・下
         午後 考古學史

水曜: 午前 考古田野實習與方法下
         午後 考古學的詮釋與展示設計
         夜 オランダ語二・下

木曜: 午前 語言學
         昼 オランダ語二・下
         午後 文化資產與材料分析

金曜: 文物測繪

以上22単位分のクラスを履修します。


見ての通り、考古学と、文化遺産関連の授業が多いです。
今興味のある内容に関するクラスばかりで責めてみました。

考古学史と言語学は必修です。

オランダ語は四学期あるうちの最後の学期となります。


前学期もほぼ人類学系のクラスばかり履修していましたが、今回も同様です。
ただ今学期が前の学期と違うのは、今まで授業を受けたことのない先生のクラスが多いことでしょうか。
なので、ちょっと勝手がわからない部分もあります。
(前学期は1-2年の時にも授業を受けたことのある先生ばかりだったので)


授業を一週間受けてみて、リーディングが重そうなのが、火曜午後の「考古學史」と水曜午後の「考古學的詮釋與展示設計」、どちらも同じ先生が担当されているクラスです。

毎週のリーディングをプリントして配ってくれます。
考古学、人類学という学問と、それをとりまく環境にとても熱意を持っている方だな、という印象の先生です。


考古學史」はその名の通り、考古学という学問の歴史や、基本的な理論を学ぶクラスです。必修科目なので、テストやレポートもあり、重そうな感じです。

考古學的詮釋與展示設計」は、考古学博物館の展示をデザインする際に、良い博物館の展示とはどういうものかという理論を学び、(前学期に履修した「博物館學」に繋がる部分もあります)、学期の後半には実際に台湾大学にある人類学博物館の一室で行う特別展をデザインします。

このクラスでは、第一週にグループ分けをし、今週(第二週)に早速プレゼンがありました。学期の前半は理論を学ぶのでリーディングが多く、後半は実際に手を動かすことが多くなるのかな、という感じです。


水曜午前は「考古田野實習與方法・下」は前学期の続きで、考古学のフィールドワークの方法を学びます。前学期は研究方法を学び、冬休みには台湾東部の花蓮で2週間の発掘を行いました。

今学期はその発掘した遺物を整理し、最終的に一冊の発掘レポートにまとめます。これは全てグループで行うクラスです。前学期、ありがたいことに成績A+をもらったので、今学期も頑張りたいと思います。


先週は発掘した土器のかけらをひたすら洗いました。(多分あと2週間、出土品を洗います)
ちなみに私たちのグループは、発掘した遺物の数が一番多かったので、授業時間だけでは洗い終えられないので、週に4時間各自残業(?)が課せられていますw


木曜午前は「語言學」です。これは人類学系の二年次の必修科目なので、後輩たちと授業を受けることになります。割と興味のありそうな内容です。そして先生は日本の大学に通ってらしたようで、日本語も堪能です。なのでなんとなく心強い感じもしますw

リーディングは主に教科書と、レポートのために読む本が一冊あります。教科書は英語ですが、読んでみたところ、簡単な英語で書かれている感じだったので、あまり苦労はしなさそうな感じでした。(個人的には教科書の英語は割と簡単、論文は筆者にもよるけど結構難しい…)

木曜午後の「文化資產與材料分析」は、今学期、個人的に一番重要視しているクラスです。
このクラスは、博物館などの文化遺産の材質を分析、それぞれどんな特徴があるかを学びます。
これは私が興味を持っている博物館の修復士の仕事の基礎とも言える内容です。

ただ、これは今まで人類学系で学んできたものとは若干性質が異なり、化学の知識が求められるようです。なので、今学期一番苦労するのはこのクラスかもしれません。

幸い、必読のリーディングはありません。(だからと言って、何も読まないと絶対授業についていけないので、冬休みの間に、先生がceibaに挙げた参考文献はすでに集めてあります。日本はこの分野では進んでいるので、日本語の参考文献もたくさん見つけられました。)


金曜午前の「文物測繪」の先生はなんと日本人で、中国語で授業を行います。

このクラスは博物館に収蔵されているような文化遺産や、考古学的遺物の拓本をとったり、図を描く練習を行います。理論を学んでから、あとは自分の手を動かすクラスです。指定のリーディングはほとんどないので、毎回出席して、課題をこなせばパスできるはずです。このクラスを通して、考古学の土器のデザインの特徴など、文化遺産の細かい特徴をとらえられるようになりたいと思っています。

この「文物測繪」は「文化資產與材料分析」内容がどちらも「物」を扱うので、うまくリンクさせて学べればいいな…と思っています。


最後にオランダ語です。
もともとの授業時間は前学期同様、木曜の夜18:30-22:00だったのですが、
クラスメイトたちの要望で、時間が変更され、全員(と言っても6人しかいないw)の都合を考慮し、週4時間の授業を、三回に分けて行うことに決定しました。

語学は日々の習慣が大切なので、個人的には週三回授業になって良かったです。

今学期は四学期あるうちの最後の学期です。すでに一年半一緒に学んできたクラスメイトや先生との関係も良好で、毎回楽しく授業を受けています。今回はディスカッションが2回、プレゼンが2回あり、中間期末ともにテストがあります。前回成績が下がってしまったので(ただでさえ甘く成績をつけてくれる先生なのに)、今回はA+を狙って行きたいです。


総括すると、今学期重そうなのは「考古學史」と「文化資產材料分析」、他は手を動かすクラスが多いので、それが吉と出るか凶と出るか…

とりあえず今学期も勉強優先で頑張ります。

Share:

0 コメント:

コメントを投稿

Booking.com

Newest Post

台湾大学は優秀な外国人学生を早く獲得したい?2020年度の入学申請期間が3ヶ月早まった件について

毎年9月に新学年が始まる台湾大学ですが、外国人学生の入学申請は例年だとその年の3月上旬が出願締め切りでした。ところが2020年度の入学分からは11月末が締め切り、1月上旬には合格発表されるというスケジュールの前倒しが起こっています。

Booking.com