2015/08/13

【新入生向け】共同必修『國文』と『大一英文』のクラス分けと選課について



ask.fmで今年の9月から台湾大学の新入生になる方よりご質問いただきました。最初は誰でも不安になる履修登録のシステムについてと、共同必修の國文と大一英文のクラス分けについてこちらの記事で回答します。


私は9月から台湾大学の入学するのですが、もうすぐで選課が始まります。 amikawaさんは大学一年生の時、国語と英語は外国人用のクラスをとったと書いてありましたが、それは共同必修なのでしょうか? 入学すぐに中国語と英語のテストがあります。それでクラス分けをするようなのですがその後に国語と英語のクラスを決めるのですか?教えてください。結構複雑で困っていますT T
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私なんて最初は全くこの選課システムについてわかっていなかったので、特に自分では何の操作もせず成り行き任せでした。そもそも学期が始まってしばらくするまでceibaの存在すら知りませんでしたからね〜…

質問の結論から言いますと、『國文』と『大一英文』は選課システムからは直接登録ができないので、ひとまずはなにもしなくて大丈夫です。クラス分けのテスト受験後に割り振られます。



共同必修の『國文』と『大一英文』の選択方法

下の画像は後輩が送ってくださった2015年版の参考資料です。(新入生なら同じ物を見ているはず…)

これによると、

(出典)台湾大学のOIAのサイト

大一英文』は上の画像に挙げられている英語のテストで基準を満たせば、この『大一英文』自体が免除になります。しかし以前よりも条件が厳しくなっています。

國文』については外国人には専用クラスがあります。また、事前に華語文能力測驗の進階級(リスニング、リーディング試験と筆記試験のすべて)に合格している場合は2015年9月11日のクラス分けテストは免除となり、そのまま外国人専用の『國文』クラスに割り振られます。(授業時間は土曜日一択)

この2015年9月11日の中国語のクラス分けテストスコア次第で選べる『國文』のクラスが異なるようです。なのでもし土曜日の外国人学生専用クラスが嫌な場合は、テストで上記の基準点をとることが求められます。

また2015年9月11日の中国語のクラス分けテストで60点以下だった場合は、一年次には國文は履修できず、その準備として『中国語強化クラス』を受講しないといけません。そのクラス分けとして、2015年9月13日に改めて筆記とスピーキングのテストを受ける必要があるみたいです。これの結果次第で『中国語強化クラス』(必修の國文ではない)のクラスが決まるようですね。

こうやってみると、確かに複雑だなぁ…という感じですが、私が一年の時も他の外国人学生から『中国語強化クラス』や『國文』についてはいろいろと不満が出ていたので、大学側もなんとか対策をしようとした結果なのかもしれません。

2015年度からこのような変更があったようで、私の入学時と異なります。もしかしたら直接OIAに問い合わせた方が安全かもしれません…。


このクラス分けテストの結果次第でどの『國文』と『大一英文』クラスに振り分けられるかが決まるので、通常の選課システムで自分で好きな時間帯のクラスを選ぶことはできません。システムが自動的に割り振るのですが、授業の時間は学科の必修とはかぶらないようになっていると思います。(私のときは大一英文は火曜の午前、二年次に履修した國文は土曜日の午前でした。)

それでも一応『課程網』には外国人と華僑学生向けと明記されている國文クラスの情報も出ているので、きっとこれらのうちのどれかになるのだと思います。




以上の画像は台湾大学課程網より



『必帶』ってなに?『必修』や『選修』とは違うの?


ちなみに、もし選課システムの操作方法がわからなくても最初の学期はなんとかなるようになっていました。上ですこし述べたように、台湾大学のクラスには『必帶』という項目があります。要は必修科目なのですが、学生が自ら履修登録の操作をしなくても、システムが勝手に時間割に組み込んでくるクラスのことです。

課程網のこの列に注目してください。

画像は台湾大学課程網より


ここに『必帶』『必修』『選修』と表記されています。『必帶』はその学年の学生は問答無用でこのクラスを時間割に組み込まれます。(後に『退選』という操作も可能ですが、一年の前期では事情がない限りしないほうがいいと思います)

特に一年の一学期はこの『必帶』が多いので、自分で履修したいクラスを選ぶまでもなく、だいたいの時間割が自動的に決まってしまいます。もし『必帶』以外にも履修したいクラスがある場合は、もちろん時間割に加えることができます。

課程網で開講予定表が発表されてから、『初選第一階段』(履修登録の第一段階)まで通常2週間ほどあるので、余裕のあるうちにどんなクラスが開講されるか見ておくといいでしょう。ちなみに(下の画像参照)右端の『加入』をクリックすると、『初選第一階段』に際にそのデータが自動的に移行されますので、手続きがスムーズです。


画像は台湾大学課程網より


履修したいクラスをこのように『加入』していくと、このような仮の時間割を見ることができます。

画像は台湾大学課程網より



選択する単位数について

一年一学期の選課については歴史学系の先輩がブログでこんなアドバイスをおっしゃっています。

この選課のシステムですが、一番迷ったりよく解らないのは、1年生の1学期だと思います。自分は事前に説明を受けて居なくて、なにをどうすればいいのか判らなかったのですが、以前のblogの記事にも書いた様に、必修科目だけで16単位あったので、それで済ませてしまったのです。私自身、1年の1学期は、必修科目だけで15単位以上あるのであれば、それ以上科目は選択せずに、それで選課を済ませた方がいいと思っています。理由としては、母語が中国語でない場合、台湾大学の必修科目は比較的内容が重い事に付け加えて、講義によっては英語の教科書や資料を使用する為に、最初の1学期は凡人にとっては試練とも、苦行とも言える感じになるからです。
(引用元:雑記帳 台湾大学の科目選択方法について

私も同様で、一年の一学期は、システムが勝手に登録してくる『必帶』のクラスしか履修していませんでした。私は中国語の試験にパスできず、一年間外国人学生向けの中国語強化クラス(単位なし/必修)に参加することになり、大学一年次には國文は履修しませんでしたが、学科の『必帶』だけで16単位ありました。先輩もおっしゃっているように、最初の学期は単位数をよくばらず、最低履修単位の15単位あればそれでOKとした方がいいと思います。

選課については先輩のブログや、このブログでも過去に取り上げていますので、よかったら参考にしてください。




過去の記事:


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