台湾大学の大学院に通う日本人留学生のブログ

2015/04/24

台湾の大学に通う留学生にとって進級は難しいのか?




今週は中間テスト週間でした。私は今学期、中間テストはオランダ語(二)言語学の二科目のみでした。それに加え文化資產與材料分析語言學のレポートふたつ仕上げました。これで山を一つ超えた…という感じなので、ようやくask.fmでいただいていた質問に答える時間ができました。質問をしてくださった方、お待たせしてすみませんでした。

さて、ではask.fmで「台湾と日本で1年半ほど中国語を勉強してから、本科留学予定。進級できるのかが心配、実際に台湾に正規留学している学生の1日のスケジュールやテストやレポートの難易度が知りたい」ということをご質問いただきましたので、こちらで回答していこうと思います。



と言っても、実は難易度って一概に言えない部分が多く、どう答えていいのかわかりません。おそらく個人の学力とか中国語力に応じて、個々人の感じ方は違うと思うからです。

実は進級という概念が個人的にはあまりありません。もちろん各学年の必修科目はあるのですが、人類学系の場合、現在三年の私が二年次の必修を今学期に履修しているように、その学年じゃなくてもその必修科目を履修できます。こんな感じで履修するクラスの戦略が割と自由なんです。これは人類学系に限った話かもしれないので、他の学部にあるように「○○学一・上」の次に「○○学一・下」、「○○学二・上」…のように連続性のあるクラスの場合には「進級」というのがイメージできると思うのですが…。

とりあえず、今回のポストでは台湾の大学で授業をパスするには?日々の勉強時間は?などを実際の授業や、文献などを交えながら紹介していこうと思います。(例に挙げるものは人類学系の内容が中心になります)

まずは台大開放式課程を見てみてください


過去記事:

インターネットで台湾大学の授業が体験できる!台大開放式課程を紹介します。


YouTubeでも一部の授業の動画が配信されているので検索してみてください。

ここでは3つ拾って来た動画を載せておきます。この授業を聞いてみると、どの位理解できるか?などの目安になると思います。

授業がわかるかどうかは、中国語力だけの問題ではなく、その学問についての理解が大いに関係してきます。自分のもっているその科目の知識が中国語力の不足をカバーしたりします。なので中国語だけできれば良い…というわけでは無いことが想像できると思います。(当然私はこの微積分の講義なんて理解できるわけがないのです…)

微積分




財務管理




仏学概論



ここに載せたのはYouTubeにアップされているものの一部です。台大開放式課程のページでは、より充実したリソースがありますので、参考にしてみてください。



テストについて

台湾ではPTTという、日本で言うと2ちゃんねるのような掲示板があります。
そこで過去に行われたテストの過去問を探すことができます。過去問は中国語で「考古題」と言います。私はPTTを覗く習慣はないのですが、選課やテストの過去問探しの際に役に立つ内容があると思います。当然全て中国語ですが…。

こちらが台湾大学の過去問を載せている掲示板です。

人類学系のテストはほとんどが申論題(論述式)なので、選択問題などの「間違えたら点数なし」という恐怖はなく、何かしらポイントを押さえた回答を書けば、点数はもらえるので、選択式のテストよりは緊張しないかな…と個人的には思います。3時間ぶっ続けで回答を手書きするのは苦労しますが(笑)。テストの内容は、普段の授業をちゃんと聞いて、テスト前に準備をしていればだいたい回答を書けてパスできるレベルの点数はとれると思います。



リーディングについて


留学生にとって、毎週大量の中国語と英語の文献を読むのは相当な負担です。ここではネット上で無料で読める期刊論文を載せていきます。

人類学系のサイトのこのページでは、学科が刊行している学術誌「考古人類學刊」のいくつかの論文をダウンロードすることができます。





これらの論文は授業で参考として使われることが多いです。ここで紹介するのは人類学系のもののみですので、他の学科に興味のある方は各学科の公式サイトなどから検索されると、ネット上から閲覧できる文献が見つかるかもしれません。


最後に


台湾大学では60点以上であれば合格と見なされます。このスコアの算出方法はクラスによって異なります。あるクラスでは中間テストと期末テストの比重が各50%だったり、レポートの成績に占める割合が高かったり様々です。詳しくは履修するクラスのceibaを確認してください。基本的にはちゃんと授業に出て、提出物を出して(これはかなり重要)、テストの点が60以上であれば成績はともあれ単位はくることが多いです。普通に考えれば、提出物を出さないのに単位をくれる教授なんていないと思います…逆に言えば、提出物さえ出していれば(テストが悲惨でない限り)大丈夫なんじゃないかなぁ…と思います。

まあ外国人学生にとって、3000字のレポートなんて、苦痛以外の何者でもありませんが(笑)何度も書いていけばそれなりに力もついて来ます。私も今週はふたつレポートを仕上げたのですが、1500字のレポートを書くのにかかった時間は3時間半ほど(実際に字を打っている時間のみで、資料閲読、構想などの時間は含まない)かかりました。前の学期の期末研究レポートなどは、自習室にこもって書いていて、気がついたら9時間経っていた…とかはザラでしたね…。

普段の勉強時間はまちまちですが、学期中の週末はほぼ授業前のリーディング、課題、レポート、プレゼン準備などに時間をとられるので、遊びたい人にはつらいかと思います。強いメンタルとモチベーションが大切です…。

そんな感じで、台湾大学での「進級できるのか/一日の勉強時間」への回答でした。改めて質問者様、ご質問ありがとうございました!


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