2014/07/13

インターネットで台湾大学の授業が体験できる!台大開放式課程を紹介します。

百聞不如一見、百聞は一見に如かず…ということで、台湾の大学の講義を実際に見てみると、台湾で大学に通って学位を取得するというのがどういう感じなのかより分かると思います。もちろん現地まで行って、教授に聴講の許可を得て講義を聞くことも、やろうと思えばできると思います。でもそれってすごくハードルが高いですよね。今日は、台湾大学がインターネット上で提供している「開放式課程」を紹介します。


開放式課程のトップページはこちらです。





iTunes Uを利用したことのある方なら、想像しやすいと思いますが、この開放式課程は、実際の講義を撮影した動画をインターネット上で視聴することができ、講義で使用するパワーポイントのスライドや、課題、その他の資料も公開されています。視聴者は、実際に大学の単位が取得できるわけではありませんが、誰でも視聴でき、提供される資料を通して自習ができるようになっています。

例として、通識科目の「演化、宇宙、人」このクラスを基に紹介していきます。






(開放式課程のこのクラスのトップページ)

トップページ(課程首頁)にはクラスの紹介と、単元ごとの動画や、資料リストが載っています。
一単元はクラスにもよりますが、2コマもしくは3コマです。この「演化、宇宙、人」のクラスでは2コマ(50分×2)です。

左のコラムの二段目はクラスの紹介(課程簡介)のページです。このクラスで、どんなことを勉強するかが書かれています。

三段目は補助的な参考文献のリスト(延伸閱讀)のページです。指定の教科書以外の参考資料を紹介しています。

四段目は指定書籍(指定閱讀)のページです。簡単に説明しますと、教科書のリストです。多くのクラスの場合、教科書の指定箇所を毎週の授業前に読んでおくことが求められています。






この開放式課程では現在115種類のクラスの動画が公開されているようです。(2014年7月現在)

それぞれのクラスは内容によりジャンル分けされており、興味のある分野を検索しやすくデザインされています。ジャンルは以下のように分類されています。

文史哲藝術類
中国文学史、哲学概論、フランス語などの外国語など

社會科學類
政治学、社会学、財務管理など

物質科學類
微積分、量子化学など

生命科學類
生物、生態、宇宙など

新百家學堂
台湾民俗、台湾言語学など


実際に少し閲覧してみた感想ですが、とにかくものすごいボリュームがあるということ。大学の一学期分の分量があるので当然なのですが…。それがインターネット上で無料で公開されているんです。これもある種の台湾大学の「社会貢献」の表現なのかもしれません。もし今中国語を勉強されている方で、少しレベルの高いものを聞いてみようという方にも、挑戦しがいがあると思います。


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