2018/03/19

入学申請は自力でやるか、エージェントを通すべきか。台湾の大学に入学するまでのそれぞれの例


こんにちは、amikawaです。

以前よりask.fmやTwitterのDMで台湾の大学に入学を考えている方からいただく質問に、自分で入学申請できるのか、エージェントを利用すべきかというものがあります。毎回全ての質問者さまのケースに合わせて答えるのも大変なので、ブログ記事にまとめておこうと思います。




台湾の大学への進学準備をするにあたって、
  • 必要な中国語のレベルは?資格で言うと何級か?
  • 中国語学習の方法(日本で・台湾で?)
  • 申請する大学・学科の調べ方
  • 申請書類の自伝や学習計画はどのように書けばいいのか?
  • 入学申請までのスケジュールは?

というのが大きな不安点でしょうか。

最近台湾の大学に進学した後輩たちも自身のケースをブログで公開していたので、彼らのケースを紹介しながら大学(大学院)に進学するまでの不安点を解消するための情報収集の仕方をまとめていこうと思います。

この記事を読んで、自力で申請するのか、留学を斡旋しているエージェントを探すのかのヒントになれば幸いです。






【方法⑴】台湾の中国語センターにて一年程度中国語を学び、自力で申請して大学に進学したケース

ホリゑさん

師範大学の中国語センターで二年間語学留学⇨台湾大学歴史学系(学部・修士)進学

学部申請

修士課程申請



しょーじさん

國語日報、師範大学および政治大学にて語学留学⇨政治大学外交学系進学





【方法⑵】中国語独学と台湾の中国語センターでの語学留学を組み合わせて、自力で大学に申請して進学したケース

臭豆腐さん

高校卒業後中国語を独学⇨台湾の中国語センターにて3ヶ月間(一学期)語学留学⇨日本で中国語独学⇨台湾の大学に進学





【方法⑶】日本の予備校で中国語学習ののち、エージェントを通して台湾の大学に進学したケース

のこのこさん

日本で台湾大学進学予備校にて中国語学習⇨留学サポートセンターを通して入学申請⇨台湾彰化師範大學企業管理学科に進学





【方法⑷】その他のケース

junchengさん

特殊な例だと思いますが、台湾大学の大学院(應用數學研究所)に外国人枠を使わず、現地の学生と同じ学科試験をパスして入学したjunchengさんのブログ

Dr.Kさん

台湾の師範大学で修士課程修了ののち、成功大学の博士課程へ

その他リアルの後輩には、横浜中華学校出身の日本人で、台湾大学に入学した方もいます。



ちなみに私の場合は

  • 台湾渡航前に中国語を独学し、HSK5級取得
  • 台湾大学の中国語センターで一年間語学留学(ワーキングホリデービザ)
  • 2012年に台湾大学の人類学系に入学
  • 2016年に同大学図書情報学系(修士課程)入学

というパターンなので、【方法⑴】のホリゑさんやしょーじさんとほぼ同じです。

学部入学当時のことは当ブログでも記事にしていますが、現在の全てオンラインで済ませるシステムとは異なるので、あまり参考にならないかもしれません。

2016年に人類学系を卒業した後、同じく台湾大学の図書情報学研究所での修士課程入学申請の時の記事もあります。こちらは図書情報学研究所の入学時の筆記試験と面接の内容について紹介しています。


ただ、ホリゑさんや私の場合、高校卒業後すぐに台湾の大学を目指していたわけではなく、日本で数年間働いた後に台湾へ語学留学に来たケースで、最初から大学進学を視野に入れた語学留学ではありませんでした。


事前の中国語学習にかかる費用

※台湾にも授業のほとんどを英語で行う大学の学科もありますが、今回は授業を中国語で行い、申請にも中国語のレベルを求められる学科を想定してお話しします。

自身の経験もありますし、これまでに多くの人がこの方法で台湾の大学に進学しているので、自力で申請することも可能ですが、それには一定の中国語能力が必要となります。

そのために私や他の留学生も、手段はそれぞれですが事前に中国語を学んでいます。

方法としては上記のブログの通り、台湾の中国語センターに通ったり、独学したり、日本で予備校に通ったりしています。

基本的には申請する大学の学科の規定レベルに達することを目標に、予算や時間の都合に合わせてスケジュールを組むと思います。

一年間も語学留学をするとなると、学費や生活費がかかるほか、ワーキングホリデービザでない場合、語学学校の学生は一年目はアルバイトもできないので出費は相当な額になります。


当ブログでなんども引用していますが、台湾の中国語センターに一年間留学する場合の予算の目安はナカジマチカさんのブログが参考になります。


ナカジマチカさんの例では、渡航費やビザ、学費、生活費を全て合わせると、235万円かかったとの話でした。


逆に日本で予備校に通ったのこのこさんのブログによると、事前の中国語学習に180万〜220万円かかったそうです。(この金額には大学申請の代行費用として18万〜30万円も含まれているようです)

なので金額だけ見ると、台湾の中国語センターに通っても日本の予備校に通っても200万円前後はかかるようです。

私も一年間台北の中国語センターに通っていたのですが、この方々のように費用をちゃんと記録を残していません…。恐らくは同じくらいかかっていたと思います。ワーキングホリデービザで滞在していたので、半年を過ぎた頃からアルバイトをして食費程度はまかなえました。

その反面、台湾での中国語学習を3ヶ月にとどめて、あとは独学に徹した臭豆腐さんのケースは、費用を抑えられるというメリットがあります。同時に日本では自由にアルバイトができるので、渡航前に貯金もできる点も、日本で準備するメリットかと思います。(これは本人の努力ありきだと思うので、万人がこの方法で大学に進学できる保証はできませんが…)


日本で準備するか、台湾で準備するか


外国の大学に進学した場合、特に初期には環境に慣れることと、学業面での適応が問題になってくると思います。

のこのこさんがおっしゃっているように、日本で進学の準備をしており、いざ大学に進学してから現地の環境に馴染めず帰国する学生もいるようです。

台湾の大学に進学する前に語学留学をして台湾の生活に慣れておける、というのは台湾で中国語センターに通うメリットかなと思います。

大学申請に必要な中国語能力を証明するための華語文能力測驗を受験するのにも、現地に滞在していると便利です。年に6回行われている正式考試のほか、100元で受験できる預試(模試)も年に数回行われています。

一方で、台湾で語学留学をする場合、高校を卒業してからの一年間を中国語学習に費やすことになるので、大学入学が普通に日本の大学にストレートで入学する人たちより遅くなるというデメリットがあります。

個人的には、事前の中国語学習はどれだけやっても足りないということはないので、ここの時間は省略するべきではないと思います。

過去記事:

台湾の中国語センターを探す場合はこちらのサイトが便利です。
Study in Taiwan

大学の情報収集から申請まで

大学申請には、中国語学習の他に大学に関する情報収集が必要です。どのような大学や学科があるのか?申請に必要な書類は?など最初は何から手をつけていいかわからないかと思います。

これらの情報収集は自分で行うにはかなりの労力が必要です。これを代行してくれるというのがエージェントを利用する最大の利点ではないでしょうか。

私が台湾の中国語センターに通って大学申請の準備をしていた時には、担任の先生に自伝や学習計画の添削をしてもらったり、推薦状を書いたりと多くの手助けを得ることができました。直接大学の外国人オフィスに疑問点を聞きに行くこともできます。

このように、日本で予備校・エージェントを使う場合でも、台湾で自分で準備する場合でも、中国語学習と、入学申請の書類準備はできるでしょう。どのような方法で大学申請という目標を達成するかはひとぞれぞれの方法があります。費用やかかる時間などのコストや、情報収集にかかる労力などを考慮して、ご自身にあった方法を判断してください。

まとめると、


日本で中国語塾・申請代行エージェントを使う場合のメリット

  • 高校卒業から大学入学まで時間のブランクができない
  • 情報収集の効率が良い
  • (日本にいる間は自由にアルバイトができる)


台湾で中国語センターに通って自分で申請の準備をする場合のメリット

  • 大学進学前に現地の環境に慣れられる
  • 中国語の試験が受けやすい
  • 直接外国人オフィスに質問できる

台湾の大学や学科の調べ方については、当ブログでも以前記事を書いています。

情報収集について
Study in Taiwanのサイトで気になる大学のコースを探したり、英語で講義を行う学科を探したりする方法や、各大学の日本人学生数を調べる統計資料について紹介しています。

学習計画の書き方
外国人枠を使えば(ほぼ)書類審査のみで入学できるのですが、その際に提出する学習計画や自伝の内容がかなり重要になります。学習計画にはどんな内容を書くのかを紹介しています。


最後に

今回はざっくりと、台湾の大学進学を考えている日本の高校生向けの内容でしたが、台湾の大学入学にいたるまでのストーリーは人それぞれです。私やホリゑさんのように、日本で大学に入る機会がなかった大人が、日本で数年働いてから台湾で大学進学する…というのも、キャリアを考える上での選択肢かもしれません。

私は大学卒業後そのまま大学院に入っているので、キャリアの面で成功か否かは未だ言及できないのですが、ホリゑさんのように大学卒業(修士課程中退)の後、前職の経歴を生かして台湾企業に就職されている方の例は、20代後半〜30代、40代くらいの年代の方はきっと参考になると思います。


今回の記事では台湾の大学に入学するまでの方法をまとめましたが、多くの人にとって入学することは通過点であって、大学で何を学び卒業して学位を取るかの方が重要ではないかと思います。なので入学申請をする段階で、その学科について念入りに調べることは入学後のギャップを減らす有効な手段です。エージェントを通す場合は自分の希望を明らかにしておくこと、自身で申請する場合も直接学科のオフィスや外国人オフィスに質問するのが大事かと思います。


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