さっきまで、今日が提出期限のレポートを書いていました。
これは私が苦手とする、指定の英語の論文を読んで、サマリーを作るというもの。そして自身の英語の読解力のなさや時間管理の甘さ、それらを含めたレポートの最悪なクオリティに、自己嫌悪に陥っているところです。
今日は、台湾大学の外国人学生の成績評価について、思うことを少し書いてみようと思います。完全に主観で書いていますのでご了承ください。他の学科に在学中の方はまた違う感想を持たれているかもしれません。
私は今三年生ですが、ありがたいことに今まで単位を落とすことなく、GPAも徐々に良くなっています。ただ、自分が受け取った成績に関しては公正な評価を受け取っている感じがあまりしないのです。
例えばネット上でこんなトピックを見つけました。(mixiとか、懐かしいですね…。)と、それはともかくこれは2006年時点で交わされていた、当時台湾大学へ通う日本人学生たちの討論です。
私が引っかかったのはこの部分。
「先輩によると期末試験の試験用紙に「外籍生です」や「華僑生です」と外国人であることをアピールすると点数が足りなくても通してくれるとか。」
あくまで噂レベルの内容ですが、もしかしたら先生によっては外国人学生だから…という理由で仮に点数が足りなくても不可にすることはないのかもしれません。実際にその恩恵に預かった先輩もいるのかもしれません。
もちろん全ての授業で、ではないでしょう。実際に同じ外国人で(日本人ではありません)、単位を落としたという同級生も知っています。
歴史学系の先輩も、過去のブログで似たような感想を綴っています。
本日、全ての成績が出揃い、これで完全に1年が終了しました。1つも単位を落とさずに過ごせて、本当に良かった。ちょっとだけ、自信が付きました。勿論外国人学生ですから、下駄を履かせて貰っている部分があるのも知っていますから、それに甘えないようにしなければ、と言う気持ちは相変わらずあります。
まぁこの先輩は最終的に実力で成績優秀者として表彰されたレベルなので、私とは雲泥の差なんですが…。
既に2年間を台湾大学で過ごして、私も同じように感じています。外国人学生に対する評価は、現地の学生に比べて相当甘めにつけられているように思えます。もちろんそれで助かっている部分は否定できません。だから、今の成績に自惚れてはいけないと思うのです。
もし自分の進歩を絶対的な視点で見るのならば、一年時の自分と、三年時の自分とでは今の方が良くなっているとは感じます。でも相対的な視点で、現地の学生と自分を比べたら…いや比べるまでもなく相当な差があるでしょう。もし私が台湾人なら、こんなクオリティのレポートを提出したら、下手したら単位がもらえないレベルかもしれません。様々な面で、外国人だから許されていると思います。
テストなどの点数の付け方も、人類学系では申論題(論述式の問題)ばかりなので、選択問題のように、正解でなければ点数がもらえないというわけでもなく、何かを書けば何かしらの点数がもらえるのも、単位を落としにくい理由だと思います。
もちろん、だからといって適当に大学生活を送っているわけではありません。やはり自分で選んでこの大学に入ったので、自分の専攻に対するモチベーションはあります。正直、成績なんてただの数字であって、重要なのはその授業を通して何を学び得たか、だと思います。台湾人は台湾大学へ入学するのには過酷な試験をパスしなければいけません。それに比べて外国人は書類審査や面接のみで簡単に入れてしまいます。学費は現地の学生よりも高いですが、それでも同じ大学で、同じ授業を受けられるということに変わりはないのです。だから成績評価が甘いことや、入学が簡単なことに卑屈にならずに、割り切ってしまった方が良いかと思います。そして与えられた勉強の機会を存分に利用すればいいのだと考えています。
思うことを書いてみましたが、勉強をする機会に恵まれたということは変わらない事実なので、ひたすら興味のあることについて、これからも真面目に勉強していくしかありません。しかしもう三年生ということもあって、ちょくちょく周りから卒業後のことを聞かれるんですが、それは本当に勘弁してください…将来のビジョンが全然見えません…!本当に聞かないでください
0 コメント:
コメントを投稿